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今のままがいい?   カナス12
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今日の宿泊地は保護区入口から近い宿です。安ツアーなので、木造の小屋のような所です。
部屋数も少なく、バストイレ共同。今日は、上海から来た親子2人と相部屋になりました。
子供は高校生で、高考が終わったばかり。結果が出る前にお母さんと2人で旅行に出てきたそう。
(高考について詳しくは、本ブログの「故宮の外側で」参照。)
高考が終わって旅行に来たという親子に出会ったのは、この新彊の旅行で3組目です。つらい受験終了後のご褒美休暇なんでしょうか。

彼女、南京の美術大学を目指しているようで、旅の絵日記をつけていました。うーん、美大を目指しているだけあって、絵がうまい!
行く先々デジカメでたくさん写真を撮り、帰ったらそれを参考に絵を描きたいって言ってました。

まだ外は明るいので、近辺を散歩。
写真はその時に撮影したもの。広々とした草原に野生のラベンダーが咲いていて、いい香りが風と共に流れてきます。
気持ちがよいので、この景色の前で1時間以上ぼーっとしてしまいました。

後からウルムチの旅行会社のMさんに聞いたところによると、このカナス自然保護区は去年から大規模な開発プロジェクトが始まったらしく、香港、台湾、中国、アメリカの会社5社が数百億円の投資を実行し、より多くの観光客招致に向け準備を進めているようです。
現在、 カナスから一番近い空港は260km離れた阿勒泰にある空港。一番近い大きな町、布尔津からも車で3時間。アクセスが悪いので、カナスに空港を建設予定だとか。四川省の有名観光地、九賽溝も空港が出来て観光客が急増したと聞きましたが、それを狙っているのでしょか。
今日泊まる宿の隣で建設工事をしていましたが、看板を見ると「ショッピングセンター開店予定」になっています。
「開発すればするほど、美しい景観が損なわれると思う。その話、残念だ。」
と私が言うと、
Mさん 「だから、投資の内、生態・環境保護のためにも莫大なお金が使われている。それに、きれいに国家公園として整備されるのはいいことだと思う。たくさんの人に新彊の素晴らしい場所を知ってもらえるからね。」

確かに旅行会社のMさんにとってはそうなんだろうけど、一旅行者としては、ありのままの自然の姿が一番なんだけどなぁ。
しかし、近年の道路整備のおかげで、快適な道のりをここまで来れたわけだし、宿もすぐ側にあるし・・・。トイレに行こうと思えばきれいなトイレが使用できる。私も観光地化の恩恵を少なからず受けているのです。

写真の奥の白い建物は新しく建てられたホテルなのですが、この広い草原がホテルで埋め尽くされる時が来るのかも・・・?
by munan-munan | 2007-06-20 20:58 | 中国 新疆
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