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故宮の外側で
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北京で観光といえば、誰もが行く故宮。

観光客であふれる故宮のその外側では、いつもの北京の日常が広がっているのですが、そんな日常の中にも、ビッグイベントはあります。

そう、そのビッグイベントとは、先週行われた「高考」(gaokao)なのです。

「高考」とは、中国の大学統一入学試験で、中国の大学入試はこの「高考」のみ。つまり、チャンスは一回きりなのです。
日本の大学入試のように、国立大学受けるのに、センター試験と2次試験受けて、とか、私立の大学を何校も受験できるとか、そういったことは一切なし。
この試験結果を元に、希望する大学・学部を決定し、願書を提出。合否が決定するのです。

中国は超学歴社会で、大学に入学できるか否か、有名大学卒業か否かで人生が大きく変わるそうです。一度の失敗が人生を揺るがすということで、受験生もその親も必死になるのです。

そういうこともあり、試験日は受験生にとって大切な日で、
「今日は、高考だから交通規制やってるよ。だから、いつもより渋滞するかもしれないから早く家でた方がいいよ。」
なんて、小董からアドバイスを受けました。

ニュースを見ると、わが子の試験が心配で、受験会場の外でずっと見守っているお母さんの映像とか出ます。
そして、試験翌日の新聞を買うと、高考関連の記事満載。
今年の北京の作文問題のテーマが古代のある詩から感じることを述べるというもので、「理系学生には不利だ!」とか、「意外なテーマが出題された」とかなんとか・・・。

学校の先生や事務員の人とも、高考が話題に。

「一度きりというのは、親も子供もホント緊張するもんだよ。失敗したら、浪人もできるけど、補習授業に通うのは大金がかかるし。かといって、あと数点で北京大学に入れるとかいう結果だと、わざと浪人する人も多いよ。」

大変なのね。

私の先生は、現在、獣医学を学んでいる大学生の娘さんがいるのですが、

「学歴社会だけれど、今の北京では大学卒業したからっていい就職ができるとは限らない。初任給もそんなによくない会社も多いし。
だから、たまに思うのよね。娘に大金つぎ込んで大学行かせたのがよかったのか、それとも高校卒業してこつこつ働いて仕事のスキルを早くから積んだ方がよかったのか。
だって、娘に投資したお金と、卒業後の給料考えたら・・・ちょっと頭が痛くなるわ。」

そして、娘にオーストラリア留学をさせるかどうか検討中との事。

「オーストラリアに行って、中国に戻らないって言われたら・・・。ああ、頭が痛い。」
by munan-munan | 2007-06-12 19:47 | 中国 北京
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