今日で北京ともお別れです。 暑くて、毎朝渋滞にもうんざりだったけど、それはそれで、北京を満喫したということにしておきましょう。 なによりも、ホームステイ先の親切な2人といろいろ会話したり、一緒に出かけたりできて、ホームステイにしてよかった! そして、学校も、行く2週間くらい前から、慌ててインターネットで検索して、たまたま見つけて、メールだけで連絡を取り合って、行く前は若干不安だったのですが、親切な事務員の方々と素敵な先生のおかげで、久々に中国語を勉強させてもらうことができました。 学校では、60代前後の日本人の方やリタイアした後のアメリカ人など、結構年配の生徒が多く、驚いたと共に、熱心に勉強している姿を見て、「私もがんばらねば・・・。」と思いました。 ありがとうございます! 以前、香港、上海と住んでいたのですが、どちらとも商業都市だったせいか、街には人や店があふれ、投資や不動産、ビジネスの話が飛び交っていたのですが、北京はまた2つの都市とは違う顔を持っていました。 カメラを持って、ふらふらうろついていると、「赤」と「グレー」の色が妙に目に焼きつます。 香港や上海とはまた違った表情をしているんですよね。 落ち着いた雰囲気が漂っているというか。やはり、歴史ある首都だから?政治の街だから? そういった色に対して、幾度となくシャッターを押してました。 シンセンや広州へ仕事や遊びで出かけて、街を歩いていると、心がそわそわして、彼らに対して「警戒心」を抱いたり、「戦い」モードになってくるんですが、北京はそんなことはない。 北京の人達は、もっとこう、懐が深いというかなんというか・・・。うまく言い表せませんが。 また、いつか来れる日がくるでしょうか・・・。 その時は、また違った北京を見れるかもしれません。 #
by munan-munan
| 2007-06-14 14:19
| 中国 北京
北京は毎日暑い、暑い、あつい、あづい・・・・・・・・。 まだ6月なのに、連日36度超えてます。 学校は午前中だけなので、午後はフリータイム。 「暑いから、家に帰って休んだ方がいいよ。」 なんて、学校の人に言われるんですが、せっかく来たからには、無駄にできん、とせっせと出かけるのですが、いい加減、この暑さにばててきます。 いつの間にか、口癖が 「熱死了!!」 または 「太熱了!!」 になっています。 (共に、「暑すぎる!!」 の意。) 街を歩いていると、よく路上で中国将棋をやっているおじいさんや、外で何をするでもなく涼んでいる風な人達を見かけます。 けど、最近はこういう人達ずいぶん減ったとか。 昔は、狭い部屋に何人も住んでいて、しかもクーラーなんて素晴らしいものはないから、部屋にいるよりも外にいる方が涼しいと、夕方、路には夕涼みの人であふれていたそうです。 では、現代的夏のすごし方とは? ありました。下の写真のように、気候がよくなってくると、レストランの前に「仮設屋外席」が作られ、皆でビールや小吃(気軽に食べれるちょっとした料理、つまみ等)を楽しむのです。 となりで、車が煙を吐きながら走っていて、大気汚染がひどくてもそれはお構いなし。 私も、ホームステイ先の家族と楽しんでみましたが、それはそれで、いいものです。 なんたって、暑い日には冷たいビールとゆでピーナッツ、枝豆がうまいから。 仮設ビアガーデンを楽しんだ後、「映画の券があるから、映画見に行こう!」と、涼しい映画館で映画を鑑賞。 こちらは、海賊版DVD普及のおかげで全くの人気なし。。。 ちなみに私達が見たのは、中国語のタイトル、「蜘蛛侠 3」 何の映画か分かりますか??? #
by munan-munan
| 2007-06-13 17:44
| 中国 北京
北京で観光といえば、誰もが行く故宮。 観光客であふれる故宮のその外側では、いつもの北京の日常が広がっているのですが、そんな日常の中にも、ビッグイベントはあります。 そう、そのビッグイベントとは、先週行われた「高考」(gaokao)なのです。 「高考」とは、中国の大学統一入学試験で、中国の大学入試はこの「高考」のみ。つまり、チャンスは一回きりなのです。 日本の大学入試のように、国立大学受けるのに、センター試験と2次試験受けて、とか、私立の大学を何校も受験できるとか、そういったことは一切なし。 この試験結果を元に、希望する大学・学部を決定し、願書を提出。合否が決定するのです。 中国は超学歴社会で、大学に入学できるか否か、有名大学卒業か否かで人生が大きく変わるそうです。一度の失敗が人生を揺るがすということで、受験生もその親も必死になるのです。 そういうこともあり、試験日は受験生にとって大切な日で、 「今日は、高考だから交通規制やってるよ。だから、いつもより渋滞するかもしれないから早く家でた方がいいよ。」 なんて、小董からアドバイスを受けました。 ニュースを見ると、わが子の試験が心配で、受験会場の外でずっと見守っているお母さんの映像とか出ます。 そして、試験翌日の新聞を買うと、高考関連の記事満載。 今年の北京の作文問題のテーマが古代のある詩から感じることを述べるというもので、「理系学生には不利だ!」とか、「意外なテーマが出題された」とかなんとか・・・。 学校の先生や事務員の人とも、高考が話題に。 「一度きりというのは、親も子供もホント緊張するもんだよ。失敗したら、浪人もできるけど、補習授業に通うのは大金がかかるし。かといって、あと数点で北京大学に入れるとかいう結果だと、わざと浪人する人も多いよ。」 大変なのね。 私の先生は、現在、獣医学を学んでいる大学生の娘さんがいるのですが、 「学歴社会だけれど、今の北京では大学卒業したからっていい就職ができるとは限らない。初任給もそんなによくない会社も多いし。 だから、たまに思うのよね。娘に大金つぎ込んで大学行かせたのがよかったのか、それとも高校卒業してこつこつ働いて仕事のスキルを早くから積んだ方がよかったのか。 だって、娘に投資したお金と、卒業後の給料考えたら・・・ちょっと頭が痛くなるわ。」 そして、娘にオーストラリア留学をさせるかどうか検討中との事。 「オーストラリアに行って、中国に戻らないって言われたら・・・。ああ、頭が痛い。」 #
by munan-munan
| 2007-06-12 19:47
| 中国 北京
北京といえば、天安門広場。天安門広場といえば、中華人民共和国のシンボル、そして毛沢東。 「彼の晩年の政策には過ちがあっただろうが、相対的に見るとやはり、中華人民共和国創立の父として、毛沢東の功績はすばらしい。」 という賞賛の声を、中国人の知人、仕事の取引先の方から幾度となく耳にしてきました。特に年配の方から。 今日、学校の授業中、何の話からそうなったのか思い出せませんが、私の先生(50代の女性)が子供の頃の体験を語り始めました。 彼女は北京の裕福な家庭に育ちました。父親は職業に恵まれ、母親は学校の先生だったためです。 しかし、毛沢東による思想改革運動、つまり「文化大革命」により、家庭に悲劇が訪れます。というのも、知識階級や、資産階級は「悪」とみなされ、逆に貧しい農民(=貧農)が先進階級とみなされたからです。 ある日の朝、突然家に軍人(=紅軍)が大量に訪れ、家の壁に、批判の言葉の張り紙を貼ると同時に、家のありとあらゆる物を持ち去ってゆきます。父親は紅軍に連れて行かれ、母親、兄、そして幼い先生は抵抗もできず、ただただ泣くしかできませんでした。 その日を境に、同じ胡同に住む今まで仲良しだった友達からは、無視されたり、石を投げられたり・・・。友達も、紅軍にそうするよう仕向けられたのです。 幸せだった家族は引き裂かれ、貧しい農村地帯へ移されます。おいしくないけど、幼いながらも「食べないと生きてゆけない」、という思いで、毎日食事をしていたそうです。 「幼い時に体験した、あの朝の恐怖感は今でも絶対忘れることができない。けど、時間が経ち、だんだんと傷が癒えてきたから、こうしてあなたに話せるようになったのかしら。 あの頃に比べると本当に今は幸せだわ。時代は良くなったものね。」 同じ胡同内で、このような迫害を受けたのは先生の家族を含めて3家族。そのうちの男性一人が、今ではビジネスで成功し、北京郊外に広大な土地付きの別荘を購入したそうです。そして、その場所を以前住んでいた胡同の名前と同じ名を付け、年に数回、文化大革命の苦難の時代に自分に優しくしてくれた人、良くしてくれた人を招待して、食事をしたり、思い出を語ったりしているそうです。宿泊もできるとか。 その時代にそういうことがあったというのは知っていたけど、 平和な国で平和な時間しか過ごしてない私にとって、この話はしばらく頭からはなれなかった。 #
by munan-munan
| 2007-06-12 10:24
| 中国 北京
前回北京に来た時に、故宮や天壇、万里の長城など、有名な観光地は訪れていたので、今回は、行っていません。 一番観光地らしいところで行ったところいえば、ここ雍和宮(yong he gong)でしょうか。 北京で最大のチベット仏教寺院です。 地下鉄「雍和宮」駅があるので、北京駅から地下鉄に乗ったのですが、ぼーとしてると、なんと!乗っていた電車が雍和宮駅を止まらずに通過するじゃないですか。 えー?どういうこと? あわてて次の駅で降りて、駅員に 「さっき乗った電車、雍和宮駅に止まらなかったんだけど、なんでやー?」 って中国人の如くまくし立てると、 「工事中で、今は止まらんのよ。」 とあっさり言われてしまいました。 私 「雍和宮に行きたかったのに!!!」 駅員 「それなら、ここから歩いていけるわよ。10分くらい。」 私 (この「10分くらい」は実は20分なんじゃないかと、つい疑いつつ) 「謝謝・・・。」 というわけで、暑い中、道を聞きつつ、てくてく歩いて行ったのでした。 いつもの様に、バスに乗ればよかった・・・。 敷地は結構広いです。 一番奥の建物に、奈良出身の私もびっくり!の大きな仏像が置かれており、建物の柱の解説を見ると、高さ26メートル、一本の白檀の木から造られているそうです。 「世界吉尼斯紀録大全(=ギネスブック)」にも登録されています。 #
by munan-munan
| 2007-06-11 16:25
| 中国 北京
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