黄山へたどり着くまでのあたふたした道中の話(中国黄山1、2、3をご参照。)ばかり書いており、まったく黄山の紹介をしていないことに気づきました。 黄山は中国安徽省の南部に位置しており、72もの峰からなる風景区。 ユネスコの世界文化・自然遺産に登録されており、なんといっても険しい山々・奇岩とそこに生える松の木、雲海で有名。 一番高い山は蓮花峰で、標高1860m。 なので、私が行った11月初めは地上はまださわやかな気候だったのですが、山の上は朝晩かなり冷え込みました。 そのためか、11月中旬から冬の間は、高い入山料が半額になるようです。 中国人にとって、黄山はあこがれの地。 「万里の長城と黄山は一生のうちに一度は訪れないと中国人ではない!」 と皆が言っています。 確かに眼前には水墨画のような世界が広がっており、美しい景色を見ることができますが、いたるところに中国人観光客の姿が。 かなり人気の観光地のようです。 私は黄山の日の入り、日の出とともに、雲海を見るのをとても楽しみにしていました。 昔、TBSの番組”世界遺産”で、黄山を見る機会があったのですが、山々の上部が白い雲の隙間から顔を出し、まるで海の中に浮かぶ島々のような光景が心に残っていたからです。 しかし、今回は雲海には出会うことができませんでした。 ホテルの人曰く、「雲海は天気によって左右される。運が必要。」 との事。 残念!! しかし、山の中をハイキングするのはそれなりに楽しめます。道は整備されているので、ガイドがいなくてもOK。 ただ、険しい山々の中に道をつくっているので、階段が多く、アップダウンが急な所もあり、運動不足気味の私にはかなりきつかった・・・。 団体観光客の多くが日帰り登山なのですが、大変なのではないでしょうか。 私たちは、一日目を雲谷寺→西海飯店(このルート一帯を后山と呼ぶ)まで、二日目を西海飯店→慈光閣(前山と呼ぶ)という風に回りました。 途中に名前がついた奇岩や松の木があるのですが、見落としがち。 しかし、たくさんのガイド付き観光客がいるので、彼らの話に耳を済ませたり、指をさしてる方向を注視すれば、何とかなるもんですね! ちなみに、山の中の物価は「ありえない!」というほど高く、中国人観光客は手に大量の食料品を抱えて登山しています。
by munan-munan
| 2007-09-25 20:18
| 中国 安徽
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